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巷にゃ危険な病気がいっぱいだ。

今回は書籍の話を。

「イン・ザ・プール」 作者は奥田英朗。

以前にも同じ作者でサウスバウンドという小説を紹介したが、今回のはもう少し初期の方の作品である。これは作者を知らない人でも、タイトルは知っている人が多いだろう。ドラマ化もされてたような気がするし、映画化もされている。

どういう話かというと、とある総合病院の神経科に棲む精神科医・伊良部一郎のもとに珍妙な心身症を患った人々(患者)が訪れる。それをまぁ治すわけでもなく、こちらもある意味病的な医者・伊良部の遊び相手になるはめになっちゃうという、そんな感じの話。

とにかく、患者の悩みが独特なのと、この医者のタチの悪さが笑いを誘う。

この医者、わがまま坊ちゃん育ちなのか、とにかく世の中を舐めてる。舐めきってるのが良く分かる。気に入らないライバル病院に石投げ込んで窓割ったり、区民プールに夜中に泳ぎたくて侵入を図ったり、元嫁相手に慰謝料問題で大ゲンカ、などなど。

患者に対する接し方も、テキトーでいて友達感覚。というか 患者=新しい友達 だと思ってる節が大いにある。

最初は患者もそんな伊良部を煙たがるのだが、なぜか最後は仲良くなって、病気もなんとなく良くなってる、みたいな。そんな不思議なまとまりが、この作者が持つある種の作風を物語る。

とにかく好きなのはこの伊良部が嫁相手に口癖のように吐く「クサレ売女(バイタ)」という台詞。この男には遠慮という言葉が似合わない。言いたい事も言わなくていい事も言ってしまう。

まぁつまり最近のストレス社会に生きる民衆にとっては、この男を見てるだけで治療になるって、そんな変わった医者なのかなと。
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